2014年7月8日火曜日

Keil 5.11aはST-LINK2の最新ファーム(V2.J21)に未対応

 STM32用のファームの雛形は、今年リリースされたSTM32CubeMXで用意することにした。クロックの選択やピンアサイン、タイマーの設定がGUIでできて、禁則もチェックしてくれる。
 開発環境は、コードサイズが32kBを越えないと踏んで、STM32CubeMXが対応しているKeil MDK-ARM Liteにした。が、ここに落とし穴があった。

 Keil  MDK-ARMと別にインストールしたST-LINK UtilityをSTM32F3DISCOVERYに初めて接続したとき、「ファームが古いからアップデートせい」と表示されたので言うとおりにしたのだが、これが罠。現在最新のKeil 5.11aは、ST-LINK2の最新ファームに対応していない事を後で知った。お陰で、ビルドしたファームウェアをダウンロードさせようと何度試しても、「USB communication error」で失敗する。これで一晩無駄にした。
 ぐぐって見つけた解決策は、 ファームウェアのダウングレードだった。
 "Keil 5.11 st-link usb communication error"
  http://www.keil.com/forum/58066/
 Keil 5.11aのインストール先にアップデータがあるので、これを使うとダウングレードが出来る。答えを見つけて3分で解決。

 今この時期だけに存在する旬なバグを踏んでしまった。天に見放されているのかもしれない。先が思いやられる。

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