2015年3月22日日曜日

TWE-Liteの外部リセット回路

 TWE-LiteでリセットICを使うに至った経緯を書いたばかりですが、まだ詰めが甘かったです。TOCOSさんの技術情報にあったリセット回路から部品点数を減らして簡略化したリセット回路にしたところ、自作TWE-Lite Rからファームウェアのプログラミングモードに入れなくなりました。
 最初は、push-pull動作のリセットICとライターでRST信号の競合が起きているかと思い、リセットICとTWE-LiteのRST端子の間に抵抗を入れてみました。しかし、現象は変わりませんでした。テスターで調べてみると、ボルテージディテクタ(リセットIC)が電圧不足を判定してRESET#をアサートしている時に、TWE-LiteのRST端子からVccと同じ電圧が出力されていました。
TWE-LiteのMCUであるJN5164のリセット端子は入力専用ですので、不可解な動作です。もしかすると、JN5164のRSTが直接出ていないのかもしれません。このような現象に直面し、TOCOSさんの技術情報にあるリセット回路が、RST端子のアサートではなくGNDの切り離しでリセットを実現している意味が理解できたような気がします。TWE-Liteでは、起動に至る前にRST端子が出力動作をする事があって、通常のリセットICの使い方では起動の制御ができないのではないかと思います。
 観念して、 技術情報にあったリセット回路と同等の回路を組むことにしました。リセットICの追加だけでなくGNDの切り離しが必要なため、小手先の変更では対応できそうにありません。Elecrowから基板が届いたばかりですが、早速作り直しが必要です。

 今回のリセットICにまつわる試行錯誤で得た教訓は「TWE-LiteのRST端子にリセットICを接続するな」です。

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