最近まで試していたリセット回路は、FETでTWE-LiteとリセットICのGNDを切り離す回路になっていました。CR1220に直列に入れる抵抗は、実際には1kΩを使っています。
上のリセット回路では、リセットが解除されるまではTWE-LiteのGNDをFETで切り離しています。また、始動したTWE-LiteがDO1をLowに落としてリセットICのGNDを切り離し、再びリセットがかからないようにしています。リセットICの切り離しは、駆動電流の9μAを節約する意味もあります。
ここに至って、秋月で売っているTCM809RVNB以外のリセットICの使用をいろいろ調べた結果、このリセットICを使うこと自体が問題であるとの結論に達しました。
そもそも、TWE-Liteの始動電圧に近い閾値のリセットICを使えば、リセットICをFETで無効化する必要はありません。閾値2.3Vで駆動電流0.8μAというリセットICが普通にあるので、これを使ってTWE-LiteのRESET端子を直接制御すれば、FETを追加する必要はありません。
また、1-2μA単位の電流を惜しんでTWE-LiteのGNDを切り離すほどの省電力も必要ありません。
新たに選定したリセットICは、RohmのBD45231Gです。遅延タイマーは必要ないのですが、
- RSコンポーネンツに在庫がある
- 駆動電流が0.85μAと充分小さい(実測したらもっと少なかったです)
- マニュアルリセット用の端子がある
という理由で選びました。
このリセットICでElecrowに注文した基板の電源とリセット回路は下のようにしました。TWE-Lite(JN5164)のリセット端子には500kΩのプルアップ抵抗が内蔵されているので、外付けのプルアップ抵抗は省略したほうがいいかも知れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿