移行の手順は大まかに、
- 母艦のVMwareでLinuxを準備
- LOOXのFreeBSDを外付けHDDにバックアップ
- MondoRescueでVMwareからLOOXの内蔵HDDへarchive&restore
1. 母艦のVMwareでLinuxを準備
移行に先立ち、VMware上にUbuntu Serverをインストールしてデータの引越しをある程度進めておいた。rsyncでFreeBSDからLinuxに設定内容やデータをコピー。この段階は割と順調だった。
2. LOOXのFreeBSDを外付けHDDにバックアップ
移行前のHDDの中身は、使っていなかったHDDを外付けして保存する事にしていた。シングルユーザモードで起動して、sysinstallで外付けHDDにパーティション切ってフォーマットが済んだらdump&restoreである。ところが、最近不安定なFreeBSD 8-STABLEがdump|restoreの最中に突然死してリブート。8.0-RELEASEになってから前触れなくリブートする事が月に数回起きていたが、dump | restoreしたら2回続けて昇天。ちっともstableじゃない8-STABLE。方針変更して8.0-RELEASEのLivefs CDからブートしてみることにした。
Livefs ISOファイルを焼いたDVDで起動して、Fixitコンソールに入ってdump|resore、のはずだった。ところが、DVDから起動はするのだが、Livefsをマウントする段階でDVDドライブを見失う。DVDドライブが着脱式なのが関係していそうだが、解決法がすぐに見つからなかったので、またまた方針転換。USBメモリにFreeBSD 8.0-RELEASEをインストールして、ここから起動後にdump|restore。なんとか成功。
3. MondoRescueでVMwareからLOOXの内蔵HDDへarchive&restore
次はLinuxの引越し。VMwareでmondoarchiveを使ってリカバリーISOイメージを作成。sambaで母艦に持ってきてDVDに焼いて、いざLOOXへ。ところが、LOOXのCPUであるPentiumMがPAE無しのため、PAE前提のUbuntu Serverのカーネルでは起動しない。VMwareの上でカーネルをPAE無しに入れ替えて、リカバリーISOイメージ作成、DVD書き込みをやり直した。
さて、カーネルを入れ替えたおかげでリカバリーDVDで起動はするのだが、いざリカバリーという段階でDVDドライブを見失う。FreeBSDのLivefsと同様の症状らしい。こちらも方針変更して、mondoarchiveのバックアップ先をUSBメモリにしてみたが、こっちはLOOXに挿しても起動の初期段階で死んでしまう。状況はかえって悪くなった。しかたがないので、LOOXの内蔵HDDを外してVMwareに物理ドライブとして接続し、mondoarchiveで作ったリカバリーDVDからリストアした。さすがにVMwareでは素直に動く。
これでやっと引越し完了。HDDをLOOXに戻したら無事に起動した。
予想していなかったトラブルは、
- LOOX T70HではLivefs DVDが役に立たない
- PentiumMはPAE無し
- mondoarchiveは、動く環境が割と限られる。LVMにしたらリストア失敗。USBでもリストア失敗。
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