このところお気に入りのTWE-Liteは、DIP/SMD取り混ぜて15個以上を使いました。秋月のFT231X USB-シリアル変換モジュールを持っていたので、専用ライターのTWE-Lite Rは持たず、書き込みにはこのモジュールを使っています。また、使用割合の高いSMDタイプはTWE-Lite Rのソケットに載らないため有り難味がほとんど無く、TWE-Lite Rを必要としない理由のひとつになっています。
この方法は汎用性があって良いのですが、RESETとPRG(PWM3)をタクトスイッチにつないで操作するのが多少煩わしいです。
TWE-Lite Rの中核部分は設定変更したFT232Rらしく、「
TWE-Lite Rメモ」に詳細が書いてありました。メモと回路図を参考に結線し、
FT_PROGでEEPROMの設定を書き換えてみたら、TWE-Lite プログラマに「TWE-Liteのリセット」ボタンが現れ、無事にオレオレTWE-Lite Rが出来上がりました。これで、書き換え時のスイッチ操作が不要になります。
TWE-Lite DIPの下端にある書き換え用端子は、RESET, RX, PRG, TX, GNDの5ピンが引き出されています。また、TWE-Liet Rには対向側の5個の端子が用意されているようです。ただ、実際に使ってみると、
- 電源に太陽電池やCR2032を使う子機に対しては、書き換え時に外部から安定した電源を供給したい。
- 無線タグアプリの子機でインタラクティブモードに入るために、M1をアサートしたい。
等の便利機能が欲しくなります。このため、自分で工作する場合は、RESETの隣にVccを、GNDの隣にM1を配置した7ピンをピンヘッダで出しておきます。すなわち、以下のようなピン配置になります。
- Vcc
- RESET
- UART RX
- PRG
- UART TX
- GND
- CFG(M1)
この配置に合わせたピンソケットやTWE-Lite DIP用ソケット、PRG,RESETスイッチ、M1用ジャンパーピンを装備した、オレオレTWE-Lite R用の基板を作りました。結構便利です。